神棚の取り替え(更新)について
畳と○○は新しければ新しいほど良いそうですが、神棚も新しい物ほど良いとされています。
新しいということは、清浄で若々しい状態です。御神札をおまつりする最良の環境となります。
清浄そして若々しい状態であれば、神様にとっても御神威を最大限に発揮できる事でしょう。
神棚に汚れや破損が目立つようになってきたら、取り替えを考えてみては如何がでしょうか。
どんな場合に取り替えるべきか、例をあげてみます。
取り替えた方が良い場合 |
・ある程度古くなった場合
白木の神棚は汚れや破損が無くとも、年数が経つと次第に変色していきます。耐用年数というわけではないですが、ある程度古くなったら交換しましょう。伊勢の神宮は式年遷宮といって20年毎に新しく建て替えられます。一般に神棚は伊勢の神宮を模した造りになっていますので、神棚の場合も式年遷宮の20年という年数を基準にして交換を考えると良いでしょう。 神社によっては神棚のお祓いの際、希望により神棚に日付を書き入れてもらえる場合があります。これがあると、次に交換する時期がはっきりして便利です。 |
・神棚が汚れたり、破損した場合
これについてはわざわざ申し上げるような事ではありません。汚れについては程度にもよりますが、シミが付いたらまずアウトだと思ってください。汚れたまま、壊れたままというのは絶対に良くありません。 |
・新築・改築などの場合
住宅・店舗等を新築・改築した際は、神様のお住まいである神棚も新しくしましょう。神様の建物だけ古いままではいけません。 |
・開業・起業・転職・心機一転をはかる場合
開業・起業・転職・大きな事業の着手など心機一転して、今後一層御神霊のご加護をお願いしたい場合は、神棚を新しくします。清浄かつ若々しい状態で大きな御神威を頂けるようにします。 |
逆に定期的に取り替える必要が無いと思われる場合としては、特に由緒のある
神棚や特に立派な神棚については、末永く代々おまつりして良いと思います。
更新する際、どんな神棚を選ぶか? |
基本として
・一回り大きくする
家運隆昌・事業発展等を祈願して、今までの物より一回り大きくする事を吉とします。再び取り替える際にも、更に大きくします。神棚を大きくする事により、「更なる拡大・発展」を祈るという意味があります。場所等の制約があって大きくするのが困難な場合は、大きさはそのままで、より上等な物に取り替えても良いでしょう。 |
通常、神棚を小さく更新する事は凶とされますが、やむなく小さくする場合は、
今までの物よりも材質や造りがなるべく上等な物にするようにしましょう。
・御神札の納められるものにする
現在の神棚に氏神様(お近くの神社)の御神札が納められない方は、更新際に是非氏神様の御神札が納められる物にしてください。神棚は御神札を納めるためのものです。大切かつ一番身近な氏神様の御神札が納まらないのでは意味がありません。 |
神棚更新の手順 |
・御神札を一旦外に出す
古い神棚から、一旦御神札を取り出します。御神札が入っていた袋をとっておいてその袋に一旦納めると良いでしょう。もし、古い御神札(一年以上おまつりしたもの)がある場合、引き続きおまつりする御神札とは別にしておきます。 |
・感謝をこめて掃除
長年お守り頂いた感謝をこめて、掃除をします。ホコリがかぶったまま、神社の古神札納所へ納めるような事があってはいけません。 |
・感謝の祭儀
感謝のおまつり(報賽祭=かえりもうしのまつり)を神職にお願いするのが丁寧な方法です。神棚を神社に持参する方法と神職に来てもらう方法があります。この祭儀をお願いすると古い神棚は、その後神社でお焚き上げしてもらえます。古い御神札があれば一緒にお焚き上げをお願いすれば良いでしょう。 |
・神職のお祓い
設置の前に、まず神職にお祓いをしてもらいましょう。市販の神棚の箱には「お清め済み」と書いてありますが、神棚をおまつりするに先立って神職に「お祓い」をしていただくとより丁寧です。新しいお札も一緒に頂戴する事ができます。
お祓いには、神社に神棚を持参して行う方法と、神職を自宅に招いて行う方法があります。
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・設置そして御神札を納める
神職にお祓いが済んだら設置です。設置場所の掃除を忘れないようにしましょう。古い神棚から取り出した御神札を新しい神棚に納めます。
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祭器具について
器(うつわ)等の祭器具については、必ずしも神棚と同時に更新しなければならないものではありません。 器等は消耗品でもありますので、壊れていなくとも、ヒビが入ったり、縁が欠けたりした場合は交換しましょう。また、榊立てに多い事ですが、内側に水垢等が付いた場合は、きれいに洗ってください。(塩素系の漂白剤を使っても良いです) |
熊野神社の神棚更新 |
当神社で行なっている神棚のご祈願です。
・ 当神社では、古い神棚の感謝のおまつりと新しい神棚のお祓いをあわせて行なっております。 ・ 古い神棚と新しい神棚の両方をお持ちください。 ・ 古い神棚は祭儀ののちお預かりし、後日お焚き上げ致します。 ・ 新しい神棚はご希望により、新しい御神札をお納め致します。 ・ 新しい神棚をお持ち帰りになり、適宜の場所におまつりください。 |
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