祝詞を読んでみましょう


祝詞(のりと)は神職が神前で読んでいる「アレ」のことです。神職でなければ読んではならないというものではないので、一般の方でも読めるように「ふりがな」を付けて掲載しました。 

 
神道では心と態度の両方がそろって 神意にかなうとされています。すなわち、心の中で真剣に祈るだけではなく、祝詞を声に出して読む(奏上といいます)ことによって、一層のご加護が頂けるという事です。

 祝詞は言霊の考え(ことだま=言葉に出した事がそのままかなう。結婚式で帰る、別れるなどの言葉を使わないのはこのため)に基づき美辞麗句を用いて、ご神威により願いが成就するように奏上します。





祝詞のダウンロード

全て「Word」です。用紙サイズはA4になっています。フォント、用紙サイズをご
都合に合わせて変えてもらってかまいません。本来は、墨書するものですが。

全てZIPで圧縮してあります。

大祓詞(おおはらえし)
 いわゆる中臣の大祓詞で、仏教の「般若心経」にあたる、最も重要な祝詞です。神代
の昔、天児屋根命(あめのこやねのみこと=藤原氏の始祖神)が作ったとされます。祝詞
としては約900字と長い部類ですが、繰り返し何度も奏上する事で、より一層の神恩がい
ただけると昔から言われています。                              



神棚拝詞(かみだなはいし)
 ご家庭や職場の神棚に向かって奏上する祝詞です。特に信仰する神社のお札が入っ
ている場合は、産土大神の次にその神様の名前を入れてかまいません。          


神社拝詞(じんじゃはいし)
 神社に参拝した際に奏上する祝詞です。神棚拝詞とほとんど内容は同じです。      



略拝詞(りゃくはいし)
 たいへん簡単なもの。書くまでもないですが、正式には書いたものを読み上げる事に
なっています。神社でも神棚でも可。






祝詞奏上の作法

神前に立つ前に手と口を清めます。

神社での場合はこちらを参照してください。

神棚の場合も、神社での作法に順じますが、Aでお供えをしたり、
瓶子(へいし)水玉(みずたま)のふたを取る事になります。また、
@の鈴を鳴らすは省略してもかまいません。終わったらお供えを
お下げしたり、祭器具のふたを閉じたりします。






祝詞を書いてみよう

いよいよ本格的になってきました。祝詞は奉書紙などに墨書し、紙は「七折れ半」に折って用います。祝詞は本来、お祭りの度毎に書く事になっています。

 こうゆう事を書くとおこられそうですが、何回も使う祝詞(毎日神棚の前で読む祝詞など)は少し丈夫な厚紙に書くのが良さそうです。薄手のケント紙なんか良いような・・・・・。画用紙は折りにくいような・・・・・。以上独り言でした。


祝詞の用紙の折り方(七折れ半)




真ん中を少しずらして半分に折る



少し端が余ってますね



外側の端に合わせて半分に折る



今度は端が余ってません



もう一度半分に折る



祝詞らしくなってきた



広げると7折れ半になってます



「半」の方から折目に合わせて折っていきます



もうすこし



完成



祝詞は最初の欄と「半の部分」の欄には書きません。赤い線の範囲内(計6箇所の欄)に書きます。
そして最後の欄まで字が入るように注意します。また、一番上の字が送り仮名とならないようします。



1つの欄の行数が同じとなるよう、行の上下がそろうように注意しましょう。


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